認知症について
こんばんわ、介護職のjunです。
本日から認知症の症状について記事にしたいと思います。
では恒例の問題です。ある言葉から「認知症」と変更され呼ばれるようになりました。ではいつから名称が変更されたかかわかりますでしょうか?
正解は、2004年12月に「認知症」に用語(名称)が変更されました。
続いても問題です。
「認知症」と用語が変更される前、同じ症状の方の言い方が違いました。さて何と呼ばれていたかわかりますでしょうか?
正解は、「痴呆」=「ちほう」と呼ばれていました。
2000年に介護保険制度が始まりましたが2000年以前は措置の時代と言われておりました。
言い方が悪くなりますが措置の時代、利用者は今みたいに施設を選ぶことができず、すべて役所の方がご利用者の行き先を決めていました。
(措置の時代については以前学校の座学で学びましたので後日記事にしたいと思います。)
また痴呆と呼ばれていた方については「痴呆になるとなにもわからなくなってしまう」というイメージで捉えられていました。
では認知症と用語(名称)が呼ばれるようになって何が変わったのでしょうか???
認知症になると何もわからなくなるや「徘徊・妄想・興奮などして不可解な行動を急に起こす人」などと思っていませんか?
そうなると用語だけ変わって考え方は結局何も変わっていないことになりますね(>_<)
ちなみに「認知症の人」とよく使われているのを見ますが、認知症の人はいません。
認知症は、認知機能の障害により社会生活等が困難になる病気を総称したもので、中核症状と周辺症状の原因疾患が伴って発生するのです。
では中核症状と周辺症状について説明したいと思います。
中核症状とは・・・年を重ねていくと脳の細胞が死んでいき、脳の働きが低下していきます。今まで脳の細胞が担っていた役割が失われることで起こる症状を「中核症状」と言います。
「記憶障害」・「見当識障害」・「実行機能障害」・「理解・判断力の低下」・「失語」・「失行」・「失認」などが「中核症状」と挙げられます。
(老化による物忘れは上記に当てはまりませんのでご注意ください。)
周辺症状とは・・・中核症状によって引き起こされる混乱や不自由に起因し、二次的な症状のことを「周辺症状」と言います。
「うつ」・「幻覚」・「不眠」・「暴言」・「暴行」・「徘徊」・「異食」・「せん妄」・「失禁・弄便」・「帰宅願望」などが「周辺症状」として挙げられます。
ちなみに周辺症状は対象者と周辺との関りや生活環境によって、コントロールできる可能性もあります。
私も座学で勉強し認知症について少しずつですが理解してる状態です。
今も勤務先でもいろいろと勉強している毎日です。。。
今日のおさらいです。
認知症の用語(名称)は2004年12月に「痴呆」から変更されました。
認知症とは認知機能の障害により社会生活等が困難になる病気の総称であり病名ではありませんので「認知症の人」はいません。
また老化によるもの忘れと認知症はちがいますので混同しないようにしてくださいね(>_<)
今日はここまです。ありがとうございましたm(__)m
明日は認知症の種類について記事にしたいと思います。