認知症の中核症状について

こんばんわ、介護職のjunです。

昨日まで認知症の種類についてお話してきました。
また以前「認知症について」の記事で認知症は、認知機能の障害により社会生活等が困難になる病気を総称したもので、「中核症状」と「周辺症状」の原因疾患が伴って発生するとお伝えしました。。

 

本日からは「認知症の中核症状について」を記事にしていきます。

では恒例の問題です。認知機能障害の1つ、年月日や時間、季節、場所、人物などが分からなく障害の正式名称はわかりますでしょうか?

 

正解は、「見当識障害」です。

 

見当識障害の見当識とは☆

今がいつなのか?(季節や年月日や時間)、ここがどこなのか??(場所の把握や何をしているのか)など、ご自身が今置かれている状況を把握することです。またご自身と他人との関係性の把握も見当識に含まれます。

 

私は平日と祝日、毎日仕事(デイサービスに)へ行きます。大体仕事が夕方に終わり早くて18時ころ退社します。

これが見当識です。

 

☆しかし見当識障害になった場合☆

①今の季節がわからない。 → 今は春です。

②今日が何月何日なのかわからない。 → 2018年5月17日です。

③今が何時何分なのかわからない。 → 20時00分です。

④今いている場所がわからない。 → 私は今自宅にいます。

⑤何をしているのかわからない。 → 今までブログの記事を書いていました。

⑥隣にいる人がわからない。 → 私の隣は長女が座って遊んでいます。

 

このように見当識障害になると、夏なのに冬物の上着を着たり、今まで行けていたスーパーの場所がわからず道に迷ってしまう、トイレの場所がわからなくなって失禁するなど日常生活に支障が出てきます。

 

見当識障害の方が身近にいている場合☆

ご自身はわざとやうっかりではなく、認識する機能が失われてしまっているという事を家族や周りの方々が理解する事が大切になってきます。

またあたなの名前などを間違えられても責めたりせず、やんわりと「〇〇ですよ」などと言ってください。

(家族の場合、名前を間違えられると腹が立ったり悲しくなるかもしれません。しかし怒ったりすると、ご自身は間違えている認識がないので逆効果となり、関係性がギクシャクしたりして悪循環が生じますのでご注意ください。)

 

☆時間の見当識障害が見られる場合☆

大きなカレンダーなど本人が気が付きやすいところに貼ってあげると良いです。

 

☆場所の見当識障害が見られる場合☆

自宅などにずーっと閉じ込めているのは良くないので、できれば家族や関係者と一緒に出掛けましょう。

難しい場合は本人の衣類やかばんなどに自宅の場所がわかる住所などのメモを貼ってください。

また近所の方や地域の民生委員、警察などに連絡して、もし外で見かける事があれば、早めに連絡してもらうなど対策をとりましょう。

 

今日はここまです。ありがとうございましたm(__)m

明日も認知症の中核症状について記事にしたいと思います。

 

P.S

下記と右のリンク先のクリックもお願いしますm(__)m

 

 

 

 

 

にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村

 

人気ブログランキングへ