認知症の中核症状について⑥
こんばんわ、介護職のjunです。
認知症とは認知機能の障害により社会生活等が困難になる病気を総称したもので、「中核症状」と「周辺症状」の原因疾患が伴って発生するとお伝えしましたよね!!
本日も引き続き認知症の「中核症状」について記事にしていきます。
では恒例の問題です。前回「失語」について記事にしました。
「失語」以外に「失〇」・「失〇」があります。〇に何がはいるかわかりますでしょうか?
正解は、失語」以外に「失行」・「失認」があります。
本日は「失行」・「失認」の障害について記事にします。
☆失行とは☆
今まで日常的に行っていた動作・物の操作などが運動機能の障害がないにもかかわらず行えなくなることを言います。
例:お箸をつかいごはんを食べる、服を着る際、ズボンを上着と間違えて着ようとするなど。
☆失認とは☆
目や耳などの五感を通じて、まわりの状況を把握する機能が低下することを言います。
(視・聴・嗅(きゅう)・味・触の五つの感覚を五感と言います。)
例:物音が聞こえるのに、それが何の音か理解できない状態、手で触れたものが何なのかわからないなどです。
また失認には「半側空間無視」と呼ばれる症状もあります。
★半側空間無視とは★
ご自身の身体半分(右or左)の空間しか認識できない状態です。
例:ご自身の前にお膳で料理を提供しました。
左半側空間無視の場合、左側の卵焼きなどが見えないため右側部分のみ食べてしまいます。そのため食事を半分残した状態になったりしたりします。
また右側の人と同じ食事が横に並んでいる場合、右側の人の卵焼きなどを誤って食べてしまう場合もあるので右側の人ともめる原因になりますので注意が必要です。
その場合、ご自身の真ん中にお膳を置くのではなく、右側にお膳を置き右目でお膳が全部見えるように工夫するなどしてください。
以上「中核症状」には様々な障害がありましたね!!
また「中核症状」は脳の神経細胞が壊れることによって、直接起こる症状になりますので認知症の症状が出た際、必ずどれかの「中核症状」が出てきます。
どの症状が出たとしても、ご自身のみで生活するのが難しくなるので、家族や友人・知人など周りの方のサポートが必ず必要になります。
サポートをする際、正直腹正しいことがでてくることがあるかも知れません。しかし一呼吸をいれて対応するか、周りの方と協力し合ってサポートしましょう!決して1人で悩みを抱え込まないでください。
今日はここまです。ありがとうございましたm(__)m
土・日はお休みになります。
次週からは認知症の周辺症状について記事にしたいと思います。
P.S
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