認知症の種類について②
こんばんわ、介護職のjunです。
本日も認知症の種類について記事にしたいと思います。
その前に昨日おさらいです。
認知症には「アルツハイマー型認知症」・「レビー小体型認知症」・「脳血管性認知症」・「前頭側頭型認知症」・「その他認知症」などいくつかの種類があります。
(上記4つの病名は四大認知症とも呼ばれています。)
本日は「レビー小体型認知症」について説明したいと思います。
では恒例の問題です。「レビー小体型認知症」の発症率は男性・女性どちらが多いかわかりますでしょうか?
正解は、発症率の多さは「男性」になります。
ちなみに昨日記事にしたアルツハイマー型認知症の発症率は女性が多いと言われています。
「レビー小体型認知症」は1996年に診断基準が確立され世界中に知られるようになった比較的新しい疾患です。(介護保険制度が始まる前ですね!)
レビー小体型認知症は記憶障害は目立たないが、パーキンソン症状が出るパターンがあります。
下記厚生労働省HPを参照してください。
認知症の更に詳しい情報|認知症|心の病気を詳しく知ろう|みんなのメンタルヘルス総合サイト
レビー小体型認知症の特徴は、初期症状として物忘れは目立ちにくく、幻視が見られる特徴があります。
幻視とは・・・実際にはないものが、対象者には実在するものとして見える現象です。
以前勤めていたデイサービスでのお話になりますが、ご利用者の1人、ご自身が座っているテーブルの下に昔飼っていた犬が自分の近くにいると言われることがありました。
ちなみにその方は当時パーキンソン病の症状はありませんでしたが、レビー小体型認知症の診断はされていました。
ちなみにパーキンソン病とは・・・脳の異常で、体の動きに障害があらわれる病気になります。
パーキンソン病になると、体内のドパミン神経が減少してしまい、ドパミンが十分につくられなくなります。
結果身体の運動調節がうまくいかなくなり、体の動きに障害があらわれます。
パーキンソン病は何年もかけてゆっくりと進行する病気になります。
(ドパミンとは私たちの意図どおりに体が動くよう、運動の調節を指令している神経伝達物質です。)
レビー小体型認知症の進行具合は、アルツハイマー型認知症に比べると比較的早いです。
またレビー小体型認知症を完治させる有効な治療法(薬)はありませんが、症状を改善させる薬はいくつか存在します。
最後にレビー小体型認知症の方で幻視などが見えている時、私たちには見えませんがその方に話を合わせて安心させてください。
またパーキンソン病になっている人の場合は、動作がゆくっりになるので焦らずその方に歩調を必ず合わせてください。一緒に歩く場合は「いっち、に」や「みぎ、ひだり」など掛け声をかけると足が出やすくなります。
今日のおさらいです。
レビー小体型認知症とは記憶障害は目立たないが、パーキンソン症状が出ます。
また1996年に診断基準が確立され世界中に知られるようになった比較的新しい疾患です。
今日はここまです。ありがとうございましたm(__)m
明日も認知症の種類について記事にしたいと思います。
P.S
下記と右のリンク先のクリックもお願いしますm(__)m