認知症の周辺症状について②

こんばんわ、介護職のjunです。

 

昨日は急遽記事を変更してごめんなさい。

 

先週から認知症の「中核症状」と「周辺症状」についてお話しています。

本日も予定通り認知症の「周辺症状」について記事にしていきます。

 

☆周辺症状には(おさらい)☆

「妄想」・「睡眠障害(不眠)」・「幻覚/錯覚」・「不安/抑うつ」・「失禁・弄便」・「徘徊」・「暴言/暴力」・「異食」・「せん妄」・「帰宅願望」・「介護拒否」の主な周辺症状がありますと昨日お話しましたよね。

 

本日は「睡眠障害(不眠)」・「幻覚/錯覚」について記事にします。

 

では恒例の問題です。

 以前認知症の症状でレビー小体型認知症の方は「幻〇」が見えることがあると記事にしました。では「幻〇」の「〇」の部分は何が入るかわかりますでしょうか?

 

 

 

 

 

正解は、レビー小体型認知症の方は「〇」=「視」で「幻視」が見える事があると以前記事にしました。

今回は幻覚について説明をします。

 

☆幻覚/錯覚とは☆

幻覚(幻視・幻聴・幻味・幻臭・体感幻覚)とは、実在していない知覚情報を、実在するかのように体験する症状になります。

先ほども言いましたが、認知症の症状の中でも特に幻視が起きやすいのは、「レビー小体型認知症」です。レビー小体型認知症は、視覚や空間認識の機能が低下していることが大きいと思います。時期については初期~中期にかけて現れる症状とされています。

(私たちでもたまに自分以外誰もいないのに誰かがいた気がしたとか、呼ばれていないのに呼ばれたような・・・現象はありませんか??)

 高齢になると、耳が遠くなる、認知機能が落ちるなど身体機能(目や耳が悪くなり)が低下し錯覚などを起こしやすい状態になると、上記のような現象が頻繁に発生するようになります。

 

☆幻覚の具体例☆

①幻視・・・「家の中に誰かいる」など見えないものが見えている状態。

②幻聴・・・誰もいない場所で、「娘の声が聞こえる」など聞こえないことが聞こえる状態。

③体感幻覚・・・痛みの原因となるものが実際何もないのに、「痛いと感じてしまう幻覚」の状態。

④幻味・幻臭・・・口の中には何も入っていないのに「何か味がする」・匂いがしないところで「何かが臭う」などと感じる状態。

 

☆幻覚者への対応・対策☆

感じていることを否定しない。だからと言って肯定するのも良くないので、「家の中に誰かいる」と訴えがあった場合、「誰か居たかもしれないけど、今はいませんよ」などと言い、一緒に確認し居ないことをわかってもらい安心してもらうのが良いです。

 

対策としては、壁のシミなどが虫などに見える可能性があるのでシミを消したり、隠したりするなど工夫をしてください。

 

ご自身が不安感の現れである場合もあるので現在不安はないかなど、ご自身の話を良く聞きいてあげてください。

 

今日はここまです。ありがとうございましたm(__)m

明日も認知症の周辺症状について記事にしたいと思います。

 

 

 

 

 

にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村

 

人気ブログランキングへ