ボディメカニクスの原理について④
こんばんわ、介護職のjunです。
週末はいかがお過ごしされましたか?
先週は月初の請求処理と記録的大雨の影響で毎日残業で更新できず申し訳ありませんでした。
また今回の大雨で被害にあわれた方々にはお見舞い申し上げます。
私たち家族は先々週末ですが叔父さんの招待で、京都の有名ホテルで日本料理のランチをごちそうになりました。
とてもおいしくいただき、帰りにはお土産までもらい本当に素晴らしい週末を過ごす事ができました。
では今週もよろしくお願いします。
今回も前回に引き続きボディメカニクスの原理について、記事にしたいと思います。
ボディメカニクスの原理は「8つの基本原理」からなります。
1、支持基底面積を広くする。
2、対象者に重心をできるだけ近づける。
3、対象者の身体を小さくまとめる。
4、対象者を押すのではなく、引いて動かす。
5、対象者を持ち上げず水平に移動する。
6、大きな筋群を使う。(腹筋や背筋など)
7、足先を動作の方向へ向ける。
8、てこの原理を使う。
では恒例の問題です。
てこの原理で有名な古代ギリシアの物理学者は誰かわかりますでしょうか?
正解は、「アルキメデス」です。アルキメデスはてこを使用し各種発明をしています。また伝説では「私に支点を与えよ。されば地球を動かしてみせよう」といったみたいです。
☆足先を動作の方向へ向けるとは☆
足先を対象者に向けず、身体をねじったりすると身体への負担が大きく腰痛の原因になったりします。足先は対象者に向けて介助するようにしましょう。
例)対象者を椅子から立位させる際、足先が対象者に向いておらず身体がねじれていると不安定になり、重心の移動がしづらくなります。足先を移動する方向に向け、身体をねじらずにすると重心移動がスムーズに行え身体への負担も少ないです。
☆てこの原理を使うとは☆
力点(力を加える点)と作用点(力が働く点)の間に支点(支えとなる点)をおくことで、少ない力で大きな効果を得られます。
例)対象者をベッドから端座位にさせるとき、対象者の臀部(でんぶ)を支点にして回転させると、てこの原理が働き、少ない力で介助することができ身体への負担も少なくなります。
以上ボディメカニクスの原理について連載してきました。
初めは頭で覚えていても中々実戦で使うのは難しいです。
しかし常に意識していると徐々にですが身についてきますので、焦らずゆっくりと覚えていきましょう。
ただボディメカニクスの原理ばかりに意識を置いていると、対象者への対応がおろそかになるので意識するのは必要ですが、対象者の安全を第一優先でお願いします。
今日はここまです。ありがとうございましたm(__)m
次回からは有料老人ホームの各施設について記事にしていきたいと思います。