ボディメカニクスの原理について
こんばんわ、介護職のjunです。
週末がやってきましたね!
金曜日が来るとやっと1週間仕事が終わったなと思い、ふとホッとしてしまいます。
明日は日帰りですが、家族でプロ野球観戦に行ってきます。
プロ野球観戦については、次週お話したいと思います。(^^♪
今回からボディメカニクスの原理について、記事にしたいと思います。
では恒例の問題です。
ボディメカニクスの原理は「〇つの基本原理」からなります。〇に入る数字はわかりますでしょうか?
正解は、ボディメカニクスの原理は「8つの基本原理」からなります。
1、支持基底面積を広くする。
2、対象者に重心をできるだけ近づける。
3、対象者の身体を小さくまとめる。
4、対象者を押すのではなく、引いて動かす
5、対象者を持ち上げず水平に移動する
6、大きな筋群を使う。(腹筋や背筋など)
7、足先を動作の方向へ向ける
8、てこの原理を使う。
☆支持基底面積(しじきていめんせき)を広くするとは☆
対象者を支えたり、持ちあげたりするときに足場となる面積です。
厳密には足の裏など、床と接しているところで囲まれた、足の下の面積を指す専門用語になります。足を開いて立つと、支持基底面積が大きくなりますが足を閉じて直立すると、支持基底面積は小さくなります。さらに、足を左右だけでなく、前後にも開くと、支持基底面積は広くなります。足の位置だけではなく身体の重心を低くすると、対象者の身体はより安定します。足を開いて立つだけではなく、膝を曲げることで自分の腰を落とした姿勢を取り、安定を確保しましょう。
イメージとしては・・・できるだけ足を開いて立ち、腰を落として重心を低くし、身体を安定させてから介助を行うようにしましょう。
☆対象者に重心をできるだけ近づけるとは☆
対象者と自分の身体(正確には重心)を近くすると、対象者を動かしやすくなります。身体を密着させることで、この効果はさらに高まります。こつは身体を密着させることを心がけてください。慣れてきましたら対象者と自分、双方の重心を意識し重心自体を近づけるようにできると、不思議なほど簡単に対象者を移動させられるようになります。
重たい物を持ち上げるときを想像してください。対象となる物を、身体に引き寄せますよね。
今日はここまです。ありがとうございましたm(__)m
次回もボディメカニクスの原理について記事にしたいと思います。
介護虐待について⑤
こんばんわ、介護職のjunです。
大阪北部地震から2日たちました。
まだ余震が続き、予断を許さない状況です。
私の子供も夜になると地震の揺れを思い出すのか、少し情緒が不安定になります。
このようなときは、皆さまで力を合わせ少しでも精神を落ち着かせたいですね。
本当に被害にあわれた方々には 心よりお見舞い申し上げます。
今回も前回に引き続き「介護虐待」について、記事にしたいと思います。
初めに経済的虐待について説明します。
☆経済的虐待とは☆
対象者の合意なしに財産や金銭を使用し、対象者が希望する金銭の使用を理由なく制限することなど。
☆経済的虐待の具体例☆
①対象者に日常生活に必要な金銭を渡さない/使わせないなど。
②対象者の自宅等を対象者に同意を得ず無断で売却するなど。
(不動産・有価証券等を無断で売却する)
③年金や預貯金を対象者の意思・利益に反して使用するなど。
(預貯金やカード等を着服や窃盗する)
では恒例の問題です。
対象者の年金を管理しています。生活費がギリギリで、対象者が望むような衣服とかを買うことができません。この場合経済的虐待にあたるでしょうか?
正解は、経済的虐待にあたりません。
一見☆経済的虐待の具体例☆の①に該当するかなと思われますが、「生活費がギリギリで、対象者が望むような衣服とかを買うことができません」とあります。
「対象者が望むような衣服」が日常生活に必要ないというのであれば、日常生活に必要な金銭を使わせないには該当しないため「経済的虐待」にあたりません。
以上介護虐待について連載してまいりました。
今日まで5つの介護虐待を紹介しましたが虐待の内容によっては、「身体的虐待+心理的虐待」や「経済的虐待+介護等放棄」など組み合わさった虐待もあります。
前にも記載しましたが、介護虐待は決して許されるものではありません。
現在「高齢者虐待防止法」があり2005(平成17)年にできた法律があります。
高齢者虐待の防止が目的となり、虐待を受けたと思われる高齢者を発見した場合、窓口となる当該の市町村に通報することが義務づけられています。
介護虐待について下記厚生労働省HPを参考にしてください。
介護虐待を発見した場合、ぜひ通報をお願いします。
今日はここまです。ありがとうございましたm(__)m
次回は介護者にとって覚えていて損はないボディメカニクスの原理について記事にしたいと思います。
介護虐待について④
こんばんわ、介護職のjunです。
週末はいかがお過ごしされましたか?
奥さんと子供が、金曜幼稚園が終わりそのまま奥さんの実家に行きましたので、
久々ですが私は独身生活を満喫しました。
って言いましても、自分で車のオイル交換や普段できていない家の掃除などメンテナンス中心でした(^^♪
初めは本当に2日間ずーっと寝まくって日々の疲れを少しでも癒そうと思ったのですが、いつも通り朝に目覚め子供たちがいないからあれをしようこれをしようとスイッチが入ってしまいました。
ちなみに本日関西地方で震度6弱の地震がありましたが、大丈夫でしたでしょうか?
実は私、関西地方に住んでおり地震があった時間バイクで通勤しておりました。
地震があった時、はじめバイクの後輪がパンクしてハンドルの制御がおかしくなったのかなと思いました。
しかしバイクは何の故障もなく、その後スマホから急に緊急速報がなり地震とわかりました。
自然災害の怖さを改めて実感しました。
では今週もよろしくお願いします!!
今回も前回に引き続き「介護虐待」について、記事にしたいと思います。
では恒例の問題です。
介護者が介護を必要とする対象者に性的虐待をして被害にあうケースはありますが、反対に介護者が被害者になるケースはどのような時に起きるかわかりますでしょうか?
今回の正解は一例となります。
事例1
女性介護者が男性利用者を入浴介助中に、性器を必要に洗わせるなど。
事例2
男性利用者が女性介護者に介護してもらうとき、必要以上に女性介護者の体を触るなど。
(これだけではなく他にも事例はありますのでご注意ください。)
☆性的虐待とは☆
本人が同意していない、あらゆる形態の性的な行為または強要
☆性的虐待の具体例☆
①失禁や排泄に失敗した対象者に対して、懲罰などの意味を込めて着換えさせずそのまま放置するなど。
②介護者が対象者に同意なく無理やりキスをしたり性器へ接触し、セックスを強要するなど。
②についてはたまに報道されますね、その際介護者は決まって「いけないこととは思いながら、やってしまった」と言います。
介護者が介護疲れやストレスで行ってしまうケースがあるそうですが、決して許される訳ではありません。
現在「高齢者虐待防止法」があり2005(平成17)年にできた法律です。
高齢者虐待の防止が目的となり、虐待を受けたと思われる高齢者を発見した場合、窓口となる当該の市町村に通報することが義務づけられています。
また反対に介護者(特に女性介護者)が被害にあうケースもあります。
私の私見になりますが、介護を必要とする対象者だけを優遇するのではなく、介護者にも人権があるので救済措置は絶対に必要です。被害にあった場合決して自分で解決しようとせず、ケアマネジャーや上司などの専門職の方々に相談しましょう。
今日はここまです。ありがとうございましたm(__)m
次回も虐待について記事にしたいと思います。
介護虐待について③
こんばんわ、介護職のjunです。
初めにまたサッカー話になります。
ロシアW杯が始まり開催国のロシア強かったですね(^^)/
これから強豪チームが出てきますがどういった試合運びするか楽しみですね!!
来週は日本も第1戦目があるので、是非頑張ってもらいたいですね(^^♪
今回も前回に引き続き「介護虐待」について、記事にしたいと思います。
では恒例の問題です。
「介護虐待」で一番多いのは何になるかわかりますでしょうか?
正解は、「心理的虐待」になります。
☆心理的虐待とは☆
介護対象者に「暴言」・「侮辱」・「威圧」・「無視」など、言葉の暴力や威嚇的な態度をとり、介護対象者への意欲や自立心を低下させる行為になります。
何気ない言動や態度が心理的虐待につながりますので注意が必要です。
(私も仕事中利用者さんと冗談をいったりと会話するときありますが、本当にふとした言動で虐待に繋がる可能性もあるので常に言動や態度には注意しています。)
☆心理的虐待の具体例☆
①介護対象者の排泄失敗を嘲笑したり、それを人前で話すなどにより介護対象者に恥をかかせるなど。
②介護対象者に怒鳴ったり、ののしるや悪口を言うなど。
③介護対象者を子供のように扱うなど。
④介護対象者が話しかけているのを意図的に無視するなど。
家族や知り合いを介護していると、つい感情的になりふとしたことで介護に対して疲れやストレスを感じることがあると思われます。
(実際仕事としてやっている私もご利用者との関りで、利用者の言動などでストレスを感じるときは正直あります。)
そんなとき、介護対象者と距離を置くことにより上記のような「介護等放棄の具体例」が発生してしまいます。
では介護者のストレスなど発散するにはどうすれば良いか?と考えてしまいますよね。
①介護者が1人で悩まない
②身近な人やケアマネジャーなど専門職の人に相談する
上記を活用し少しでも介護疲れやストレスを発散するしかないと思われます。
またショートステイ・デイサービス・訪問介護など介護対象者が利用できるサービスが多々ありますので、介護対象者にあったサービスを是非検討してください。
先ほども書きましたが、ふとした言動で心理的虐待に繋がる可能性もあるので常に言動や態度には注意しましょうね(>_<)
今日はここまです。ありがとうございましたm(__)m
次回も虐待について記事にしたいと思います。
介護虐待について②
こんばんわ、介護職のjunです。
サッカーのお話になりますが、 いよいよ明日からロシアW杯が始まりますね!!
日本は6月19日(火)コロンビアとの対戦が初戦になりますね。
最近までの親善試合では良い結果ではありませんでしたが、昨日久々に勝ちましたね(^^)/
本番でも昨日のように是非発揮してほしいですね(^^)/
今回も前回に引き続き「介護虐待」について、記事にしたいと思います。
では恒例の問題です。
「ネグレクト」って聞いたことありますか?「ネグレクト」は介護虐待のどれにあたるかわかりますでしょうか?
正解は、「ネグレクト」=「介護等放棄」になります。
☆介護等放棄とは☆
日常生活の上で介護対象者が必要な介護や支援を怠り、介護対象者の生活環境を悪化させたり、心身などの支障をきたすような行為を働くのが介護等放棄になります。
☆介護等放棄の具体例☆
①介護対象者を入浴させておらず異臭が発生する。また髪が伸びたままや皮膚が汚れているなど。
②介護対象者に水分や食事を十分に与えていないや空腹の状態を長時間にわたって続
いたり、脱水症状や栄養失調の状態にあるなど。
③介護対象者の室内にごみを放置するなどして劣悪な住環境の中で生活させるなど。
④介護対象者が必要とする介護や医療サービスなどを、相応の理由なく制限したり使
わせないなど。
⑤介護対象者と一緒に住んでいる人による高齢者虐待と同様の行為を放置することなど。
家族や知り合いを介護していると、つい感情的になりふとしたことで介護に対して疲れやストレスを感じることがあると思われます。
(実際仕事としてやっている私もご利用者との関りで、利用者の言動などでストレスを感じるときは正直あります。)
そんなとき、介護対象者と距離を置くことにより上記のような「介護等放棄の具体例」が発生してしまいます。
では介護者のストレスなど発散するにはどうすれば良いか?と考えてしまいますよね。
①介護者が1人で悩まない
②身近な人やケアマネジャーなど専門職の人に相談する
上記を活用し少しでも介護疲れやストレスを発散するしかないと思われます。
またショートステイ・デイサービス・訪問介護など介護対象者が利用できるサービスが多々ありますので、介護対象者にあったサービスを是非検討してください。
今日はここまです。ありがとうございましたm(__)m
次回も虐待について記事にしたいと思います。
介護虐待について
こんばんわ、介護職のjunです。
梅雨の時期前回ですね!
私の住んでいる地域は土曜日、久々に1日雨が降らず、子供と少しだけですが、
外で遊べることができました。
今週もよろしくお願いいたします。
今回は「介護虐待」について、複数回記事にしたいと思います。
では恒例の問題です。
介護虐待の種類は何種類あるかわかりますでしょうか?
正解は、5種類です。
☆介護虐待の種類☆
①身体的虐待
②介護等放棄
③心理的虐待
④性的虐待
⑤経済的虐待
続いても問題です。
上記5つの介護虐待で一番多い虐待は何になるかわかりますでしょうか?
正解は、「身体的虐待」になります。
下記厚生労働省HPのリンク先になりますのでご参照ください。
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12304250-Roukenkyoku-Koureishashienka/0000197120.pdf
本日は身体的虐待について記事にしたいと思います。
☆身体的虐待とは☆
介護者が対象者に対して、暴力的行為を働いたり、威嚇したりするのが身体的虐待となります。また身体拘束(緊急時などやむ得ない場合は除きます。)ご自身に不利益とされる強制的な行為・行動・言動なども身体的虐待と判断されます。
☆身体的虐待具体例☆
①介護者が対象者に対して、暴力(殴る・蹴る)や暴言を行う
②ご自身が拒否しているのに、無理やりベッドや車いすに移動させる
③必要としていない薬の過剰投与
下記厚生労働省HPのリンク先になりますのでご参照ください。
介護者は家族や施設従業員など多岐に渡ります。
またご自身は身体的虐待にあっているとわからないケースもあります。
その場合どうすれば良いでしょうか?
現在「高齢者虐待防止法」があり2005(平成17)年にできた法律です。
高齢者虐待の防止が目的となり、虐待を受けたと思われる高齢者を発見した場合、窓口となる当該の市町村に通報することが義務づけられています。
ただ対象者の被害妄想で介護虐待されたと言うケースもあるので、すべてに虐待と判断しにくいケースも考えられます。
しかし上記も踏まえそのまま放置するのは良くないので、難しいケースでも市町村に通報して判断を仰いでもらうのが一番です。
今日はここまです。ありがとうございましたm(__)m
次回も虐待について記事にしたいと思います。
認知症の周辺症状について⑥
こんばんわ、介護職のjunです。
水曜日は残業で遅くなり記事を更新できず申し訳ありませんでした。
最近、事務作業も任されるようになり仕事量が増えてきました(>_<)
先週から認知症の「中核症状」と「周辺症状」についてお話しています。
本日も予定通り認知症の「周辺症状」について記事にしていきます。
☆周辺症状には(おさらい)☆
「妄想」・「睡眠障害(不眠)」・「幻覚/錯覚」・「不安/抑うつ」・「失禁・弄便」・「徘徊」・「暴言/暴力」・「異食」・「せん妄」・「帰宅願望」・「介護拒否」の主な周辺症状がありますと昨日お話しましたよね。
本日は「介護拒否」・「帰宅願望」について記事にします。
では恒例の問題です。
なぜ介護を必要とする対象者が「介護拒否」をされるかわかりますでしょうか?
正解は、「介護されるのに抵抗がある」と「認知症の症状で、ご自身の状況がわからず抵抗する」の2種類になります。
☆介護拒否の特徴は☆
先ほどの正解に記載しましたが、
①介護されるのに抵抗がある
②認知症の症状で、ご自身の状況がわからず抵抗する
※①は認知症の症状がない方は、自立心や羞恥心が強くすべてご自身で行おうとし、介護は必要ないと思っている方が多いです。
☆介護拒否の場面☆
①食事・・・ご自身が食べ物であることがわからないや毒が入っていないかなど妄想
②入浴・・・入浴の意味がわからないや人前で裸になることの羞恥心など
③排泄・・・尿・便意がわからないや人前での排泄行為への羞恥心など
④外出(デイサービスなど)・・・どこに連れていかれるかわからないなどの恐怖感など
⑤服薬・・・ご自身が飲んでいる薬ではないや薬に毒が入っていなかなど妄想
☆介護拒否が発生したら☆
色んな場面で介護拒否はあります。そのため家族など苦労する場面はあると思いますが、ご自身が介護拒否している時、必ず理由はあるので理由を探ってあげてください。
「介護拒否」をしたからとして決して「介護放棄」はしないでください。
「介護放棄」をすると、ご自身の認知症の症状が進んだり、ネグレクトととして「介護虐待」と捉えられますので、介護者は自身で抱え込まずケアマネジャーなど周囲の人に相談してください。
☆帰宅願望とは☆
家に帰りたいと帰宅の要求をにしたり、実際に帰宅をしようとして外にでていこうとする行為です。
☆帰宅願望の場面☆
①ご自身が慣れないデイサービスやショートステイ、介護施設などにいる時、よく起きます。
②自宅にいてもここはご自身の家ではないと言い帰宅願望を訴える。
※②は認知症の症状が進むと、子供の時住んでいた家や引っ越し前の家などが自分の自宅と思い込み、今住んでいる家を自宅ではないと勘違いする時があります。
☆帰宅願望が発生したら☆
①話を聞く・・・話をしっかりと聞き、帰宅できないなど否定や嘘(曖昧な返事)はやめましょう。否定やご自身を不安にさせると一層帰宅願望がでてきます。また他の周辺症状(暴言や暴力)も引き起こすので注意が必要です。
③安心できる環境作り・・・ご自身にとってなじみのある物や装飾や配置などを工夫して安心できる環境にすると落ち着く場合があります。
他の周辺症状と同じになりますが、介護者は決して1人で悩みを抱え込まず、ケアマネジャーや周囲の人に相談してストレスを少しでも軽減してください。
今日はここまです。ありがとうございましたm(__)m
次回からは虐待について記事にしたいと思います。
認知症の周辺症状について⑤
こんばんわ、介護職のjunです。
週末はいかがお過ごしされましたか?
私は土曜日に長女の幼稚園で授業参観があったので、参加してきました。
友達と笑顔遊んでいるのを見て、楽しく幼稚園に行けているのだなと思いホッとした気分になりました。
しかし、週末の休みはすぐに終わる感じであれもやりたいこれもやりたいと思っているのが中々進まずちょっとした悩みです(>_<)
あと今週から申し訳ありませんが、記事の更新を週3回にさせていただきます。
(仕事の業務が増え忙しくなり一応月・水・金の予定にさせていただきます。)
先週から認知症の「中核症状」と「周辺症状」についてお話しています。
本日も引き続き認知症の「周辺症状」について記事にしていきます。
☆周辺症状には(おさらい)☆
「妄想」・「睡眠障害(不眠)」・「幻覚/錯覚」・「不安/抑うつ」・「失禁・弄便」・「徘徊」・「暴言/暴力」・「異食」・「せん妄」・「帰宅願望」・「介護拒否」の主な周辺症状がありますと昨日お話しましたよね。
本日は「異食」・「せん妄」について記事にします。
では恒例の問題です。
「異食」とは何て読むかわかりますでしょうか?
(ヒント:こちらも以前記事にしたと思います(>_<))
正解は、「異食」=「いしょく」です。
(2018/4/30の記事を参照してください。https://blog.hatena.ne.jp/hpycp048/kaigo20180322.hatenablog.com/edit?entry=17391345971639006434)
☆異食とは☆(以前記事にしているので簡素化しますね!)
意味は、食べ物ではないものを口に入れてしまう行動のことを「異食」と
言います。認知症の症状が進行すると、認知する判断力が低下した影響でとりあえず口に入れてみるという行為なるためです。
☆異食の対応・対策☆
①対象者の近くに物(ティッシュペーパーなど)を置かないようにする。
②食事を小分けにして提供する(食事を提供する回数を増やす)
③生活のリズム(歯磨きなど)を整える。
☆せん妄とは☆
ご自身の病気や服薬での影響や環境が変化したことによって意識障害が起こって、混乱した状態を言います。
せん妄が起きると、興奮した際暴言や暴力など人格が変わる場合があります。
以前勤めていたお泊まりデイサービスで、週に1回家族の都合でお泊りするご利用者がいました。夕方から夜になるとお泊りするのが認識できず、家に帰ると言います。
職員が何度も家族の都合でお泊りになる旨を伝えますが、本人は納得できず職員に暴言や暴力を振るうこともありました。最終時間が過ぎると諦めてお泊りして頂きますが、興奮が冷めない時は夜中まで続くこともありました。
ちなみに上記の現象は「夜間せん妄」と言われています。
☆せん妄の対応・対策☆
①穏やかな口調で話しかける。(こちらが興奮したり早口になると相手が余計に興奮するため)
②不穏や興奮している時、お話をしても興奮を助長するので一度様子見をする。
③規則正しく生活習慣を整え、体調管理を維持する。
今日はここまです。ありがとうございましたm(__)m
次回も認知症の周辺症状について記事にしたいと思います。
P.S
下記と右のリンク先のクリックもお願いしますm(__)m
認知症の周辺症状について④
こんばんわ、介護職のjunです。
私の住んでいる地域は今日は久々に晴れて洗濯日和でした。
仕事で利用者さんを送迎していましたがやはり晴れの日は気持ちいいですね(^^)/
明日は長女の幼稚園で授業参観があり子供が幼稚園で楽しんでいる風景を見てきたいと思います。
先週から認知症の「中核症状」と「周辺症状」についてお話しています。
本日も引き続き認知症の「周辺症状」について記事にしていきます。
☆周辺症状には(おさらい)☆
「妄想」・「睡眠障害(不眠)」・「幻覚/錯覚」・「不安/抑うつ」・「失禁・弄便」・「徘徊」・「暴言/暴力」・「異食」・「せん妄」・「帰宅願望」・「介護拒否」の主な周辺症状がありますと先日お話しましたよね。
本日は「徘徊」・「暴言/暴力」について記事にします。
では恒例の問題です。
「徘徊」は何て読むかわかりますでしょうか?
(ヒント:以前記事にしたと思います(>_<))
正解は、「徘徊」=「はいかい」と読みます。
(2018/4/27の記事を参照してください!https://blog.hatena.ne.jp/hpycp048/kaigo20180322.hatenablog.com/edit?entry=17391345971637329020)
☆徘徊とは☆(以前記事にしているので簡素化しますね!)
意味は、「目的やあてもなく、うろうろと歩きまわること」です。
前回も記事にしましたが、対象者が目的(買い物)やあて(仕事が終わり家に帰る)があって歩いているが相手には伝わっていない状態だと思います。
(私の私見なのでこの用語はあまり好きではありません。)
☆暴言/暴力とは☆
意味は言葉の通り、言葉や力で相手を傷つけることです。
健常者の私たちは相手から腹正しいことを言われたりした場合、ムカついたりしますが「グッと我慢する」ことありますよね。
(ただ最近はニュースでもよく見ますが、すぐにキレる自分勝手な健常者や高齢者も多いのかなと思う今日のこのごろです。)
認知症の症状の場合、脳が障害されており怒りの抑制が難しく抑えることができないので、相手に「暴言/暴力」がでてしまいます。
また不安やいらだちも大きな原因の1つと言われています。
☆暴言/暴力の対応☆
①暴力や暴言が出る原因を理解し相手の話をよく聞く。(何かの原因があって症状がでているため)
②興奮状態の中で暴言や暴力が出た場合は、一度距離を置く。(興奮状態の中では会話するのも難しいため)
③対象者との関りかたを見直す。(声かけの見直しやできることはやって任せるなど)
正直介護者は腹正しくなると思います。決して力で抑え込もうとしないでください。逆効果となる場合になります。
今日はここまです。ありがとうございましたm(__)m
土・日はお休みになります。
次週も認知症の周辺症状について記事にしたいと思います。
認知症の周辺症状について③
こんばんわ、介護職のjunです。
最近雨が多くなってきましたね。まだ私の住んでいる地域は梅雨入り宣言されていませんが、もうまもなく梅雨の時期になるんでしょうね(>_<)
先週から認知症の「中核症状」と「周辺症状」についてお話しています。
本日も引き続き認知症の「周辺症状」について記事にしていきます。
☆周辺症状には(おさらい)☆
「妄想」・「睡眠障害(不眠)」・「幻覚/錯覚」・「不安/抑うつ」・「失禁・弄便」・「徘徊」・「暴言/暴力」・「異食」・「せん妄」・「帰宅願望」・「介護拒否」の主な周辺症状がありますと先日お話しましたよね。
本日は「失禁・弄便」・「不安/抑うつ」について記事にします。
では恒例の問題です。
「弄便」とは何て読むかわかりますでしょうか?
正解は、「弄便」=「ろうべん」と読みます。
みなさん「ろうべん」って聞いたことありますか?
(私はこの仕事をしていなければ、読み方や意味も理解していなかったと思います。)
☆失禁・弄便とは☆
失禁は言葉の通り、尿や便が自分の意志と別に漏らしてしまうことです。ただし加齢によるADLの低下や認知症の症状によって失禁の種類も変わります。
弄便は、認知症の症状が進行したことによりご自身で便を触ったり体や寝具・壁などに擦りつける行為と言われております。
★失禁の種類★
①腹圧性尿失禁・・・お腹に力が入った時に尿が漏れてしまう尿失禁。
例:ジャンプした時、重い荷物を持った時など
②切迫性尿失禁・・・急に尿がしたくなり、我慢できずに漏れてしまう尿失禁。男性は前立腺肥大症、女性は膀胱瘤や子宮脱などの疾患を持っている方はなりやすいです。
③溢流性(いつりゅうせい)尿失禁・・・尿が出にくくなる排尿障害が前提で、尿を出したいのに出せないや尿が少しずつ漏れる尿失禁。
④機能性尿失禁・・・身体運動機能の低下や認知症の症状が原因でおこる尿失禁。
★弄便の原因★
①おむつ内の不快感
②失禁したことによる羞恥心
③ご自身で処理しようと試みる
④便の認識がない
★弄便への対応★
①怒らないでなるべく平静に対応する
②排便のリズムがあるなら、リズムを把握してその時間にトイレへ誘導する
③壁などいつでも掃除できやすいにしておく
④介護者が疲弊しないよう、介護サービスを利用する
☆不安/抑うつとは☆
様々な認知機能が落ちると、日常生活で支障が出ます。今までできていたことができなくなるなどできないことが増えてきて、気分が落ち込むなどうつ(抑うつ)状態になりやすくなります。意欲が低下し不眠や食欲不振に落ちたりして何事にも興味を示さなくなることになります。そのためうつ病と間違えられる場合があります。
見極めとしては、うつ病は「悲観的」で抑うつは「関心がなくなる」とわけられます。
今日はここまです。ありがとうございましたm(__)m
明日も認知症の周辺症状について記事にしたいと思います。